今私が目指している世界は、賢治が云った『これからの宗教は芸術です』を指標に、
芸術による真理の探究です。
政治、経済、宗教、オリンピックなどで平和が実現したためしがありません。
一度そういう指導原理にかわって、最後の可能性とも云うべき芸術の本源的な力を呼び起こし、
平和で豊かな２１世紀を迎えるために共に力をあわせてがんばろうではありませんか。
その後に、賢治も『これからの芸術は宗教です』と云っているように、
近い将来、イーハトヴのステージにおいて、本当の宗教や信仰について語り合える時代が
きっと来るだろうと確信しています。
タイトルの「イーハトヴ」の呼称ですが、賢治自身はこの表記を微妙に使い分けています。
「イーハトヴ」の他に、「イーハトブ」「イーハトーヴ」「イーハトーボ」「イーハトーヴォ」 「イエハトブ」というように
計６種の呼び方を使っています。
賢治のことですから何か意味があるのだろうとは思いますが、私には今のところよくわかりません。
このことについて何かご意見のある方は是非メール下さい。
ここでは「イーハトヴ」を使うことにします。
「宮沢賢治芸術フォーラム」は、心あるアーティストの横の連携を図るために
『明日のアート・クラフトを語る集い』を提唱して、不定期に研究会、サロン、パーティーを実施しています。
『明日のアート・クラフトを語る集い』は純然たる集いですから、会則や、会費や役員などは何も決めていません。
人が集えば会は成立するし、人が集まらなければ解散します。
現在、演劇家、ブックデザイナー、書家、水墨作家、俳優、大学教授、紙漉き家、和紙染め作家、表装作家、写真家
刺繍作家、ミュージシャン、グラフィックデザイナー、ギャラリーオーナー、建築家等の方々が参加されています。
関心のある方はお気軽に参加下さい。
このデジタルレターでは、賢治がそうであったように、
来るべき新しい時代に活力を与える、生命感あふれる様々な活動も紹介、支援していきたいと思います。